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Zapata、量子コンピューティングのリソース見積もりとベンチマークを行うオープンソースツール「BenchQ」を発表


[ Example Output of BenchQ that Compares Qubit Requirements and Run Time for Ion Trap versus Superconducting Architectures.Credit: Zapata AI ]


今月初めにお伝えしたDARPA量子ベンチマーク・プログラムから生まれた製品のひとつが、Zapata AIがアアルト大学、IonQ、シドニー工科大学、テキサス大学ダラス校のパートナーとともに開発したツール「BenchQ」だ。このツールは、実用性の高い問題を解くために必要な量子プロセッサ・リソースの見積もりをユーザーに提供することが目的。一例として、Zapataはこのツールを使って、様々な分子の基底状態エネルギーを計算するのに必要な量子ビット数と実行時間の見積もりを行った。


このツールは、フォールトトレラント・コンピューティング・アーキテクチャを持つプロセッサを想定している。ハードウェア設計者がハードウェア設計目標を設定し、様々な問題を最も効率的に処理するためのハードウェアアーキテクチャを最適化するのに役立つ。また、アルゴリズム設計者が使用することで、将来の量子プロセッサーがどのような機能を備えていれば、プログラムをうまく実行できるかを知ることができる。


DARPAプログラムの一環として、チームはBenchQ上で実行する30のアプリケーション・シナリオを開発し、継続的な研究の一環としてさらにシナリオを追加していく予定だ。


BenchQに関する追加情報は、ZapataのWebサイトに掲載されたブログ記事(英語)を参照。



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オリジナル記事:Quantum Computing Report (by GQI)

翻訳:Hideki Hayashi

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