アメリカ合衆国テキサス州オースティンに本社を置く量子スタートアップのStrangeworks(ストレンジワークス) は、そのプラットフォームをアップデートし、新機能を発表した。60以上の異なるハードウェアプラットフォームへのアクセスを提供するだけでなく、顧客がアプリケーションを高速化するために利用できる、内外ソースからのアルゴリズムライブラリを追加している。
外部パートナーが提供するライブラリの例としては、Rigetti の量子カーネル法、Multiverse のポートフォリオ最適化アプリケーション、BosonQ Psi の航空路線最適化アプリケーションなど。同社はまた、QAOA (Quantum Approximate Optimization Algorithm) と VQE (Variational Quantum Eigensolver) を含む様々な最適化アプリケーションのために、内部で開発された3つのアルゴリズムを利用可能にした。これらのアプリケーションは、いくつかの異なる量子ハードウェアバックエンドで実行でき、利用者は結果を比較することができる。同時に、古典的なソリューションと量子インスパイアードソリューションの両方を顧客に提供すると発表。これらは人工知能技術を活用して、量子的アプローチがうまくいかない場合に顧客に追加の代替手段を提供するものだ。
その他の改善点としては、企業のビジネスとレポートツールの改善による使用状況の管理、新しい量子ハードウェア、ソフトウェア、機能とそれへの早期アクセスを提供する Backstage Pass プログラムの更新などがある。このプログラムには最近、Quandela がクラウド上で提供する光量子コンピュータが加わった。
これら新機能の詳細については、Strangeworks Webサイトのニュースリリース を参照。
Strangeworks: https://strangeworks.com/
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/