オーストラリアのPawsey Supercomputing Research Centre とカナダの Xanaduは、ハイブリッド(古典/量子)のコンピューティングをテスト協力することに合意した。Pawsey のスーパーコンピュータ Setonix が、Xanadu のフォトニック量子プロセッサとの統合ワークフローでどのように動作するかを確認する。
この契約では、量子機械学習、量子化学、量子コンピューティングのためのXanaduのオープンソースソフトウェアフレームワーク 「PennyLane」 も活用される。また、Pawseyの研究者が量子技術を活用するための専門知識を身につけられるよう、研究者の教育を促進することにも重点が置かれる予定だ。
Pawseyは他に、量子ハードウェアプロバイダと契約している。昨年、Quantum Brilliance の小型 NVダイヤモンドベースのプロセッサを導入し、スーパーコンピュータと量子プロセッサを組み合わせて、古典/量子のハイブリッドコンピューティングの実現を探った。PawseyとXanaduのパートナーシップに関する追加情報を含むニュースリリースは、PawseyのWebサイト で入手できる。
※参考
Pawsey Supercomputing Center:西オーストラリア州パースにある、政府が支援する高性能コンピューティングの国立施設
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi