top of page

IonQ、第 2四半期決算を発表


売上高:550万ドル(約8億円)→ 前期は 430万ドル、前年同期は260万ドル

営業費用:3,860万ドル(約56.2億円)→ 前期は 3,230万ドル、前年同期は2,150万ドル

調整後EBITDA損失:1,940万ドル(約28.2億円)→ 前期は 1,590万ドル、前年同期は1,160万ドル

当四半期の現金、現金同等物および短期投資:3億7,500万ドル(約546億円)


売上高は、5月に発表した410万ドルから450万ドルという見通しを大幅に上回るものだった。IonQは引き続き成長を示している。


同社は5月に発表した2023年通年の売上高見通しを10万ドル増の1,890~1,930万ドルと若干上方修正した。また、2023年通年のブッキング予想も、前回の38~42百万ドルから49~56百万ドルへと大幅に増加した。 この増加の一部は、一定顧客に対するフルシステムの販売見込みによるものと思われる。以前から指摘しているように、量子業界では1件の大型案件のタイミングが四半期の業績に影響を与えるため、売上が不安定になりがちだ。一例として、IonQの第3四半期の収益見通しは 480万ドルから 520万ドルで、これは第2四半期から減少することになる。


IonQは、Quantum Baselとの欧州量子データセンター設立の合意、韓国科学省との教育訓練プログラム支援の合意、AriaクラスプロセッサのAmazon Web Servicesでの提供、最新のForteクラスプロセッサの直接アクセスによる提供など、商業的な進歩を続けている。


同社は最近、Forteプロセッサで#AQ29 のAlgorithmic Qubit パフォーマンス指標を達成し、それに関する技術論文をこちらのリンクに掲載した。彼らの目標は、2025年末までに #AQ 64 を達成することで、いくつかのアプリケーションで量子的優位性を達成できると考えている。IonQ は来月の Quantum World Congress会議で製品ロードマップに関するさらなる情報を公開予定だ。


詳細は、第2四半期のプレス発表、2023年第2四半期の決算発表の録音、米国証券取引委員会への10-Q報告書を参照。



=============================

オリジナル記事:Quantum Computing Report

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

bottom of page