昨年11月、QuEraは量子プロセッサー「Aquila」をAmazon Braketで初めて利用可能にした。このプロセッサーは、大手クラウドプロバイダーからアクセス可能な初の中性原子Aquilaプロセッサーである。最大で256個の量子ビットを持つ。同社が「Field-programmable qubit arrays (FPQA)」と呼ぶ、ユーザーが量子ビットを任意に近い構成で配置できる技術を用いたアナログモードで動作する。
QuEraは、より伝統的なゲート型アプローチもサポートする予定だが、このアナログ・モードによって、ユーザーはより早い段階でアプリケーションの量子的優位性を達成できるかもしれないと考えている。
最新の動きとしては、Amazon Braketでのマシンの稼働時間を当初の10時間から週48時間に増やしている。これは、同社内でメンテナンス、キャリブレーション、実験のためにマシンを使用する時間が必要でなくなっただけでなく、同社のプロセッサーを使用したいという顧客の要求が高まったのだろうと予想できる。
Amazon Braketでの利用可能時間の増加を発表した詳細はニュースリリースを参照。
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オリジナル記事:Quantum Computing Report
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi