量子ハードウェア企業の Alice & Bob は、フランスのスタートアップ企業。今回 Atos の子会社である Eviden と提携した。Eviden の Qaptiva プラットフォーム上で Alice & Bob のハードウェア・エミュレーション機能が提供されることになった。これによりエンドユーザーは、“cat” qubitsとして知られるものを利用した Alice & Bob のアーキテクチャについて経験を積むことができる。このアーキテクチャは、ビット反転エラーを大きく減らすことができるため、ユーザーは位相反転エラーのみを気にすればよいことになる。つまりは必要な誤り訂正コードの複雑さが低減され、推定で物理的な誤り訂正量子ビットの数を 60分の 1に減らすことが可能に。
現在は Alice & Bob コンピュータのエミュレーションにアクセスできるだけだが、将来的には 同社の量子プロセッサにアクセスとなるだろう。Alice & Bobは数か月前に 2,700万ユーロ(29.7百万米ドル)のシリーズ Aラウンドを発表し、70人以上の従業員を採用している。この2社間のパートナーシップの発表は、プレスリリース を参照。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi