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IBM、第 3回オープンサイエンスコンテストを開催、賞金は 5万ドル(約640万円)

IBMは毎年、量子プログラミングの課題を発表し、最優秀者に賞を授与している。

今年のお題は?



  • 量子状態の準備は量子コンピューティングの中心にあり、直近で量子プロセッサの有望となるアプリケーションに不可欠である。今年の問題は、IBM Quantum の16量子ビット ibmq_guadalupe システムを使って、カゴメ格子上のハイゼンベルグスピン1/2ハミルトニアンの基底状態を準備するようにと、参加者に要求している。このような系の基底状態は高度にもつれており、量子研究の最前線でエキゾチックな量子挙動と結びついている。目標は、VQE を使用して、最も高い忠実度で基底状態エネルギーを計算することだ。現在までのオープンサイエンス賞で提供された最大の量子ビットシステムであり、16量子ビットを扱うことは、独自の課題でありそれ自体が困難でもある。今年もまた、素晴らしいソリューションが生まれることを期待しています。測定された基底状態のエネルギーの相対誤差が1%未満であることが、審査の対象となる。


回答提出期限は 2023年4月15日、優勝者には賞金 3万ドル、準優勝者には 2万ドルが贈られる。応募作品は、正確な値に対する測定の相対的な誤差、拡張性、創造性、ドキュメントの明確さなどが審査される。


詳細な情報は、IBM Webサイトのブログ記事 と、コンテスト参加登録ページ で確認できる。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/

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